国内貨物輸送は、全輸送機関とも減少続く 国内旅客輸送は、航空を除いて減少続く |
○ | JR貨物は、輸送需要の低迷に加え、8月末に起きた大雨による東北、上越線の輸送障害もあり、対前年同期比(以下同じ)15.2%の大幅減少となった。 |
○ | トラックは、消費の冷え込みに加え、建設需要の回復の遅れにより、特別積合わせが5.1%減、一般が9.6%減といずれも減少した。 |
○ | 内航海運(貨物船)は、鉄鋼、セメント等の大宗貨物の荷動きの回復が遅れており、8.5%減と9年度上期からの減少が続いている。 |
○ | 航空は、生鮮食品の緊急輸送等の増加要因はあったものの、企業の輸送コスト削減の影響を受けた半導体等の一般貨物の減少により、0.8%減となった。 |
○ | 外貿コンテナ(8月分までのデータで比較)は、輸出では、米国向けが引き続き好調であったが、景気回復の遅れているアジア向けの不振により5.3%減輸入では、円安に加え、国内消費の冷え込みによる需要減によって、10.8%と大幅な減少となった。 |
○ | 国際航空は、輸出では、外貿コンテナと同様アジア向けの減少が大きく、これまでの増加傾向から一転して、6.0%減となった。輸入では、国内需要減に加え、運賃負担力の弱い貨物が海運にシフトしたことなどにより、8.2%減となった。 |