（貨物輸送）
運輸経済の動き (平成１１年５月）
（貨物輸送）
| ５月の貨物輸送は、前年同月比で特別積合せトラック、内航海運、航空（国際線） が増加したもののその他は減少した。 |
貨物自動車のうち、特別積合せトラックは、日用品、食料工業品等が増加したため、前年
同月比で0.3％増となった。
なお、宅配貨物取扱個数は、前年同月比8.8％増となった。
内航海運のうち、貨物船は、砂利・砂・石材、紙・パルプ、穀物等が減少したものの石灰
石等が増加したため、前年同月比で1.5％増となった。
油送船は、揮発油、ケミカル、原油が増加したため2.9％増となった。
外貿コンテナ（３月分）は、輸出は前年同月比1.1％減、輸入は同4.3％増となった。
自動車航送定期航路は、自動車航送台数は、前年同月比3.1％減となった。
航空は、国内線は前年同月比0.1％減となった。また、１１年６月（速報）は同3.8％増と
なっている。
一方、国際線は同15.1％増となり、１１年６月（速報）は同16.0％増となっている。
なお、外国航空会社を含めた新東京国際空港及び関西国際空港の輸出入（継越貨物を除く）をみると、輸出は、前年同月比5.7％増、輸入は同11.1％増となった。
１１年６月は、輸出は前年同月比18.9％増、輸入は同12.6％増となっている。
（旅客輸送）
| ５月の旅客輸送は、前年同月比で航空が増加したものの、その他は減少した。 |
民鉄は、前年同月比2.4％減となった。このうち、定期旅客は同3.7％減、定期外旅客は同
0.4％減であった。
なお、１１年６月（速報：１５社）は、前年同月比1.9％減となり、このうち、定期旅客は
3.0％減、定期外旅客は0.3％増となっている。
バス（東京１１社）前年同月比5.3％減となった。
なお、高速バス（関東圏−近畿圏間）は、同1.7％減となった。
（注）関東圏（１都３県）、近畿圏（２府４県）の３３系統対象。
タクシー（東京）は、前年同月比3.4％減となった。実働率は同0.1ポイント増の84.7、実
車率は同2.2ポイント減の43.1となった。
なお、１１年６月（速報：３５社）は、前年同月比0.8％増となっている。
航空は、国内線は、前年同月比4.6％増となった。このうち、幹線は同9.2％増、ローカル
線は同1.7％増であった。
一方、国際線は同12.2％増となった。
なお、１１年６月（速報）は、国内線は前年同月比4.6％増、このうち幹線は同9.4％増、
ローカル線は同1.4％増となっている。国際線は同15.4％増となっている。
出入国の動向（速報）をみると、出国日本人数は、前年同月比1.0％増、入国外客数は同
12.4％増となった。
なお、１１年６月（速報）は、出国日本人数は同2.3％増、入国外客数は同13.4％増とな
っている。
ホテル（東京及び大阪１４ホテル）の稼働率は、前年同月比3.0ポイント増の74.4となった。
なお、１１年６月は、前年同月比3.8ポイント増の71.4となった。
新車登録台数は、前年同月比で10.2％減となった。このうち、旅客車は7.6％減（普通車
9.5％減）、貨物車は同25.0％減となった。
なお、１１年６月は、前年同月比9.2％減（旅客車同8.9％減、貨物車同11.1％減）となっ
ている。
軽自動車新車販売台数（軽二輪車を除く）は、前年同月比29.1％増（軽乗用車同49.4％増、
軽貨物車同2.4％増）となった。
なお、１１年６月は、前年同月比29.2％増（軽乗用車同52.0％増、軽貨物車同1.9％増）と
なっている。
自動車保有車両数は、前年同月比1.2％増であった。
なお、自動車保有車両数のうち登録自動車車両数の１１年６月は、前年同月比0.6％増とな
っている。
高速道路（日本道路公団）の利用台数は、前年同月比0.3％減となった。
なお、１１年６月は、前年同月比0.3％増となっている。
