第II部 国土交通行政の動向 

2 鉄軌道交通における安全対策

 鉄軌道交通における運転事故件数は、踏切事故防止対策の推進、自動列車停止装置(ATS)の保安設備の整備・改良等安全対策を着実に実施してきた結果、長期的に減少傾向が続いている。死傷者数は、長期的には減少傾向が続いていたが、平成17年度は、4月に発生したJR西日本福知山線列車脱線事故等の影響により大幅な増加となった。鉄軌道交通における事故は、被害が甚大となったり、利用者の利便に重大な支障をもたらすことがあるため、輸送の安全の確保に関する取組みの一層の推進が必要である。
 
図表II-6-3-2 鉄軌道交通における運転事故件数及び死傷者数の推移

運転事故件数は、昭和50年度3,794件から平成17年度857件と長期的に減少しており、公衆の線路内立ち入り、踏切事故、ホームからの転落等による死者数は、928人から444人と減少しているが、平成17年度は、4月に発生したJR西日本福知山線列車脱線事故等の影響により大幅な増加となった。鉄軌道交通における事故は、被害が甚大となったり、利用者の利便に重大な支障をもたらすことがあるため、輸送の安全の確保に関する取組みの一層の推進が必要である。
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