08 LNGバンカリング拠点の形成に向けて
近年、船舶からの排出ガス規制の強化が進展し、排出ガスのクリーンなLNGを燃料とする船舶の増加が見込まれており、このLNG燃料船に燃料を供給するバンカリング拠点が十分に整備されていないことが国際的な課題となっています。
国土交通省では、これまでLNG燃料船の普及に向けた環境整備を図り、関係事業者の取組みを支援するためLNGバンカリング等の手順の明確化、安全性の確保を図ったLNGバンカリングに関する安全ガイドラインの策定を行ってまいりました。また、拠点形成に関しては、横浜港をモデルケースとした検討等を行うとともに、世界最大の重油バンカリング港を有するシンガポールとの協力を軸としたLNGバンカリング拠点のネットワーク構築に向けた国際的な取組を主導してきました。