第3節 社会資本整備の推進

コラム 「インフラみらいMAPプロジェクト」の推進〜岩手県釜石市版「インフラみらいMAP釜石(試行版)」を公開〜

 国土交通省では、将来のインフラ整備を時系列に沿って地図化(可視化)する「インフラみらいMAPプロジェクト」を平成28年より開始し、検討を進めています。
 28年3月に策定した「地方ブロックにおける社会資本整備重点計画」には約2,800の事業が記載されているとともに、これまでの計画と異なり、主要なプロジェクトについて、可能な範囲で完成時期を記載し、計画の見通しを時間軸に沿って理解できるよう工夫されています。
 「インフラみらいMAPプロジェクト」は、このような情報を地図データ化し、将来のインフラ整備の姿を地図上にビジュアル化することで、居住地や工場立地・出店計画の検討など生活設計や投資判断に活用し、更なる民間投資の喚起や地域活性化に役立てることを目的に進めています。
 29年度は岩手県釜石市をモデルとして検討を重ね、「インフラみらいMAP釜石(試行版)」を公開しました。
 https://www.geospatial.jp/ckan/dataset/sougouseisaku-miraimap-kamaishi
 三陸沿岸道路や釜石市役所新庁舎等をはじめとするインフラや、ラグビーワールドカップ2019日本大会の会場の一つになる釜石鵜住居復興スタジアムの整備予定等の情報を地図上で確認できるほか、GIS(地理空間情報システム)を用いてさまざまな情報と重ね合わせることができ、民間企業による新規立地の投資計画の立案等において活用され、ストック効果の発現がさらに高まることが期待されます。
 引き続き、インフラみらいMAPプロジェクトに取組み、インフラ整備に関する情報の見える化を推進します。
 
インフラみらいMAPプロジェクト


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