(f)ストライキの状況


 国鉄改革前は、頻繁にストライキが行われ、旅客及び荷主の国鉄に対する信頼感は失われていった。特に昭和50年11月の闘争、いわゆる「スト権スト」においては、旅客列車14万本、貨物列車4万本の運休、影響人員1億5千万人にも及び、ストライキ前後の影響も含めての減収は、262億円に達するほど大規模なものであった。