(2)一貫パレチゼーションの推進


 複合一貫輸送の推進には、各輸送機関の結節点における貨物の積替えの円滑化が必要不可欠である。一貫パレチゼーションは、貨物を荷主から荷受人まで一つのパレットに積載して輸送する輸送方法であり、積替えの際にフォークリフト等の荷役機械を使用するので大幅な効率化を図ることができる。さらに、パレットの標準化によって、使用効率を向上させることができる。
 このため、運輸省は、JIS規格とされたT11型パレットの普及を促進するための日本開発銀行等による融資、同パレット導入の成功事例集の配布等を通じての事業者に対する周知活動を通じて、一貫パレチゼーションを推進している。