(イ) 排出ガス対策への取り組み


 自動車排出ガス規制については、特に、新車に対して順次規制強化を行っており、最近では、元年12月の中央公害対策審議会答申の長期目標値のうち、ガソリン中量車(車両総重量1.7トン超2.5トン以下)及び重量車(車両総重量2.5トン超)については、5年10月に道路運送車両の保安基準を改正し、6年及び7年にかけて規制強化を実施している。また、ディーゼル車については、8年1月に道路運送車両の保安基準を改正し、車両総重量12トンを超える大型車を除いて窒素酸化物、粒子状物質、黒煙の一層の低減を内容とした9年規制及び10年規制を実施することとしており、残りの車種についても11年中に規制強化を実施する予定である。