エレクトロニクスを応用することにより、自動車を高知能化した先進安全自動車（ＡＳＶ：Advanced Safety Vehicle）について、２１世紀初頭の実現を目指し、ＡＳＶ推進検討会を中心に研究・開発を行ってきたが、３年度から５か年計画で推進してきた第１期のＡＳＶ計画が７年度に最終年度を迎え、本年３月に研究成果報告会及び各自動車メーカにより試作されたＡＳＶ車の発表会が成功裏に終了した。
運輸省においては、引き続き、本年度から５か年計画で第２期のＡＳＶ推進検討会を設置し、対象車種として従来の乗用車に加えてトラック、バス等を含めるとともに、第１期の検討会において今後の検討課題とされたヒューマン・インターフェースの最適化及びインフラとの整合・連携について検討を行うこととし、民間における自動車技術の研究開発の更なる推進を図ることとしている。