(1) 船員の労働時間の短縮等


 船員の豊かでゆとりのある生活の実現を図るとともに、魅力ある職場づくりを進め、若年船員を中心とした労働力を確保するため、船員の労働条件等の一層の改善が求められている。このため、船員労務官による監査等を活用しつつ、その推進を図っているが、特に、労働時間については、近年の労働時間短縮に向けての国民的な問題意識の高まりや陸上労働者の労働時間の短縮の動向等を踏まえ、7年4月1日から外航船及び内航大型船については週平均40時間労働制に移行したところである。内航小型船についても9年4月1日から週平均40時間労働制に移行することとなっており、その円滑な移行に向けて啓蒙指導を進めている。