(ウ) 海上捜索救助体制等の整備


 海上保安庁は、SAR条約等に基づく我が国の捜索救助区域内での海難に迅速かつ的確に対応するため、巡視船艇・航空機によるしょう戒体制の確保、特殊救難体制・救急救命体制の整備、船位通報制度(JASREP)、海上における遭難及び安全に関する世界的な制度(GMDSS)の運用のほか、洋上救急制度への協力を行っている。さらに、沿岸での海難に対応するため、民間海難救助組織の育成・強化にも努めている。