(イ) 航空気象施設の整備


 気象庁は航空機の安全性、定時性、経済性の確保のため、風・滑走路視距離・気圧等の観測装置、予報・通報のための情報処理装置等を整備し、空港の気象観測や航空機用の予報等を行っている。また、低層風の急激な変化(低層ウインドシヤー)を探知できる空港気象ドップラーレーダーの設置を進めており、関西国際空港、新東京国際空港に続き、東京国際空港への設置作業を進めている。
 更に、国際民間航空機関(ICAO)の要請に基づき、航空路火山灰監視装置を整備し、航空機の安全運航に重大な影響を及ぼす火山灰の監視と拡散予測に基づいた情報を作成・通報する体制作りを進めている。