多くの事業者が、時刻表情報の提供について、利用者から高い評価を得ている。
また、情報提供の実施により時刻表、運賃に対する、バス利用者や企業からの電話問い合わせが大幅に減少したことから、バス利用者のシステム利用状況の高さがうかがえ、結果として利用者の利便性向上に大きく寄与しているものと考えられる。
電話問い合わせ件数の減少は、バス事業者にとっても業務効率化に資するものであり、公共交通情報の提供は、バス利用者、バス事業者双方に大きな効果を与えていると考えられる。
一方で、高齢者へのわかりやすい情報提供や、提供情報の正確性、操作方法の複雑さ等に対する課題も指摘されている。
利用者からの要望としては、時刻表情報に加え、運賃情報や臨時ダイヤ等を掲載することが期待されている他、バス運行状況の接近表示機への表示等、リアルタイムな情報提供といった、バス待ちの目安にする取り組みも期待されている。