第1章 最近の海難審判庁の動き 3/11
第1節 海難調査の国際協力体制の強化
2 国際海難調査官会議(MAIIF)
海難及び海上インシデントの調査のためのコード(IMO決議A.849(20))の運用には、
いまだ各国の事情があり、要検討
 MAIIF(Marine Accident Investigators International Forum)は、海上の安全と海洋汚染の防止に資するため、各国の海難調査官相互の協力・連携を維持発展させ、海難調査における国際協力の促進・向上を目的として、カナダ運輸安全局の提唱により、平成4年から毎年開催されている国際会議です。
 平成14年の第11回会議は、8月26日から30日までの5日間、我が国を含む33の国と地域から37関係団体60名が参加してドイツのボンで開催され、過去最大規模の会議となりました。
 今回の会議においては、「海難及び海上インシデントの調査のためのコードに関する報告」、「各国海難調査機関の活動報告」、「漁船海難への対応」、「航海データレコーダー(VDR)」、「水先人乗船中の海難」等の多くの議題について検討が行われました。
 特に、海難調査のための共通手法や各国間の協力を推進するために平成9年に国際海事機関(IMO)で採択された「海難及び海上インシデントの調査のためのコード」への対応については、国際法と各国の国内法との関係において解決すべき問題があり、各国調査官による意見交換が行われました。今後、強制化に至るまでに一層議論を深めていく必要があります。
 なお、次回会議は、平成15年11月、南米チリにおいて開催される予定です。

[ MAIIF11会議模様 ](平成14年8月 ドイツ・ボン)



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       表紙     海難レポート2003概要版
メッセージ-CONTENTS-外国船の海難-最近の海難審判庁の動き-海難審判庁のしごと-裁決における海難原因-海難分析-資料編
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