MICEにおけるサステナビリティ

最終更新日:2024年3月29日

サステナビリティについて

 近年の世界的なサステナビリティへの関心の高まりを受け、MICEの分野においても、主催者が開催都市を選定する際、都市のサステナビリティへの取組を重視する傾向がみられています。
 都市の国際競争力を向上させ、我が国全体のMICE誘致開催件数を増加させるためには、各都市がサステナビリティへの取組を主体的に推進し、主催者及び世界のMICE関連機関へ適切に伝えていく必要があります。
 一方、主催者やイベントそのものがサステナビリティに対応することを、開催地が促すことも求められる。

国際会議における「CO²排出量測定モデル」

 国内主催者やMICE推進都市が、国際会議の開催におけるサステナビリティへの取組を定量的に測ることができる「CO²排出量測定モデル」を提供します。
 各国際会議や推進都市においてCO2排出量の点検や削減努力の検討等を行う目安とすることや、同モデルをカーボンオフセットプログラム等に応用することにより、参加者に対してもサステナビリティについての意識付けを図ること、また、国内主催者やMICE推進都市がそれらの取組を主催者(国際本部)に対し発信しやすくすることにより、我が国全体の国際会議の誘致競争力を向上させることを目的としています。

MICEに関わる世界の認証制度等について

 MICE開催地として選ばれるためには、都市・施設のサステナビリティへの取組を、主催者等にアピールしなければならない。
 国際認証や評価を受けることで、世界基準の評価を得る事ができます。さらに、その認証や評価を得るための過程で都市や施設の課題を見つめ直す機会も得ることができます。


※令和5年度調査事業より (参考)➤サステナビリティ評価制度_報告書

参考)指標・基準
2008年に発足したGSTC(グローバル・サステナブル・ツーリズム協議会)は、持続可能な観光の推進と持続可能な観光の国際基準を作ることを目的にした国際団体。
 2008年には観光産業向けの基準(GSTC−I )、2013年には観光地向けの基準(GSTC−D )を開発し、管理・普及活動を行っている。
 2020年6月に、観光庁・UNWTO日本事務所がGSTC-Dに準拠した「日本版持続可能な観光ガイドライン(JSTS-D)」を発表している。
 2024年3月にはGSTC MICE Criteria(MICE基準)が発行された。
 
 

観光政策・制度

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