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 平成17年度チャイルドシートアセスメント結果を公表します!
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平成18年7月14日
<問い合わせ先>
自動車交通局
 技術安全部審査課

(内線42354)

TEL:03-5253-8111(代表)

独立行政法人
 自動車事故対策機構

 企画部

TEL:03-5276-4455


 

 国土交通省は、独立行政法人自動車事故対策機構の協力の下、チャイルドシートの安全性能比較試験をチャイルドシートアセスメントとして平成13年度より実施しています。今般、平成17年度のアセスメント結果がまとまりましたので公表します。

  17年度は、乳児用チャイルドシート6製品、幼児用チャイルドシート8製品を試験対象に選び、例年と同様に前面衝突試験と使用性評価試験の2種類の試験からなるアセスメントを実施しました。

 前面衝突試験によって衝突安全性が高いと評価され、使用性評価試験によって使用性も高いと評価されるチャイルドシートは2製品ありました。過去の年度毎の評価と比較すると、衝突安全性は例年とほぼ同様の結果でしたが、使用性は昨年度と同様に低いレベルとなっています。

 結果の詳細については、ホームページ(国土交通省http://www.mlit.go.jp/、独立行政法人自動車事故対策機構http://www.nasva.go.jp/ )に掲載するとともに、地方運輸局、運輸支局等と自動車事故対策機構の支所等にてパンフレットを配布します。

 

 平成17年度チャイルドシートアセスメントの概要については以下のとおりです。
 なお、平成17年度の試験において、現在の評価方法ではダミーに与える変位が大きく腹部への圧力の計測範囲を超えてしまい、正しく評価を行えない製品がありました。また、平成16年度評価対象に同種事象が発生していたことが分かり、その評価結果を訂正したものがありました。

1.チャイルドシートアセスメントの概要
 チャイルドシートアセスメントは、信頼できる安全性能評価を公表して、ユーザーがより安全な製品を選択しやすい環境を整えるとともに、製作者等によるより安全な製品の開発を促すことによって、安全なチャイルドシートの普及を促進しようとするものです。
  また、その内容について公正・中立性を確保するため、自動車等安全性能評価実施要領(平成17年国土交通省告示第900号)に基づき行われています。

2.試験対象チャイルドシートの選定方法について
 試験対象とするチャイルドシートは、国が定める安全基準(道路運送車両の保安基準)または海外(欧州及び米国)の基準に適合しているもので、平成16年4月から平成17年9月までの間の出荷実績を基に上位のものから選定(前年度までに試験を実施したものを除く。)するとともに、チャイルドシート製作者等から試験の申し出のあったものも選定することとしています。なお、昨年度と同様に、乳児用、幼児用を対象とし、学童用は対象にしていません。
  上記原則に則り、平成17年度は、出荷実績の多いものを基本として、乳児用チャイルドシート6製品(幼児用と兼用タイプ5製品を含む。)と幼児用チャイルドシート8製品(乳児用と兼用タイプ5製品を含む。)を選定しました。

3.前面衝突試験の評価結果
(1)評価方法
 前面衝突試験は、チャイルドシートを取り付けた試験用車両に、自動車の時速55kmでの前面衝突時と同様の衝撃を発生させて行います。衝突速度は自動車アセスメントのフルラップ前面衝突試験と同様、より高い安全性能を評価する観点から、国の安全基準(道路運送車両の保安基準)における衝突速度の1割増で実施しています。
 乳児用は進行方向後ろ向き、幼児用は前向きにチャイルドシートを取り付けて試験を実施しています。
 それぞれの評価項目についてダミーによる計測等を行い、前面衝突試験の評価を、「優」、「良」、「普通」及び「推奨せず」の4段階で評価しています。
  なお、「推奨せず」とは、より高い安全性能を評価する本試験の結果からは推奨に至らないことを表しており、使用不可という意味ではありません。試験対象とした製品は、日米欧のいずれかの基準に適合しており、一定レベルの安全性は確保されています。

(2)乳児用チャイルドシートの試験結果
  乳児用チャイルドシート6製品のうち3製品は後ろ向きと横向き(ベッド型)の2種類の取り付けができるため、それぞれの状態で評価を行い、全部で9製品に対する結果がまとまりました。
  その評価結果は「優」5製品、「良」2製品で、「普通」1製品、「推奨せず」1製品となりました。
  平成13年度以降の試験結果と比較をすると以下のとおりです。

乳児用チャイルドシートの前面衝突試験結果

評価区分 17年度 16年度 15年度 14年度 13年度
普通
推奨せず
合計 10 20

(3)幼児用チャイルドシートの試験結果
 幼児用チャイルドシート8製品の評価結果は「良」3製品、「普通」2製品及び「推奨せず」1製品となり、「優」はありませんでした。また、試験において計測範囲を超えた等により全体評価を行わないとしたものが2製品ありました。
 平成13年度以降の試験結果と比較をすると以下のとおりとなります。

幼児用チャイルドシートの前面衝突試験結果

評価区分 17年度 16年度 15年度 14年度 13年度
普通
推奨せず
評価できず
合計 21

※「評価できず」については、計測範囲外の事象があったため正しく評価できなかったもの、腹部圧迫の程度を評価できなかったため全体評価を行わないこととしたもの、取扱説明書どおりに装着できないものが該当します。

4.使用性評価試験の評価結果
(1)評価方法
  ユーザーによる自動車の座席への確実な取り付けがしやすいように配慮されているかなど、チャイルドシートの誤った使用を防止する観点から、使用実態を反映した5つの評価項目(取扱説明書等の記載内容、本体表示内容、機構の性能、座席への取付け、乳児/幼児の着座性)について、5名の専門家により、標準的なレベルを3点として、1〜5点で判定を行います。

(2)試験結果
  全ての評価項目について標準的なレベル(3点)以上となる使用性に優れるチャイルドシートが4製品ありました。
  使用性評価結果について、平成13年度以降の試験結果と比較をすると以下のとおりです。

乳児用/幼児用チャイルドシートの使用性評価試験結果

評価区分 17年度 16年度 15年度 14年度 13年度
取扱説明書等の記載内容 3.4 3.4 4.0 3.7 3.1
本体表示内容 3.1 3.3 3.8 3.9 3.4
機構の性能 3.1 3.3 3.8 3.6 2.8
座席への取付け 3.5 3.6 4.1 3.9 3.2
乳児/幼児の着座性 3.6 3.0 3.8 3.8 3.0

5.平成16年度試験結果の訂正
 平成17年度の試験において、試験に使用しているダミーの構造により、製品によって現在の評価方法ではダミーに与える変位が大きく腹部への圧力の計測範囲を超えてしまい、当該圧力を正しく計測できない場合があることが判明しました。過去に評価した製品について同様な事象が生じていなかったか確認したところ、平成16年度に実施・公表した1製品が、同様に計測範囲を超えていたことが確認されました。
  このため、当該製品の評価を「推奨せず」から「計測範囲外の事象があったため、正しく評価できず」と訂正しました。

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