航空

首都圏第3空港の必要性-羽田空港の能力が限界に達することによる経済活動、市民生活等への影響-〔資料3-3〕

1.航空機を利用できないことの影響
 (1)機会費用の損失
  • ロードファクターが上昇するにつれ朝夕のピーク時間帯の航空券入手、急な出張での航空機利用が難しくなり、競合交通機関への需要転換が起こる。また、代替ルートが確保できない場合には、ビジネスチャンスの消失にも繋がる。

ビジネスチャンス消失イメージイラスト

 

<羽田空港利用時と代替経路利用時との一般化費用の差額>

羽田空港利用時と代替経路利用時との一般化費用の差額の図

<羽田空港のオーバーフローによる損失>

  • 羽田空港利用時と代替経路利用時の一般化費用の差額は1人あたり平均約1万円
  • 羽田空港の容量制約により、年間1,000万人の旅行者が代替経路を選択すると想定した場合の損失は年間約1,000億円以上となる

(2)地域産業等への影響

ロードファクターが上昇するにつれ希望の日に予約が入りにくくなり、旅行計画の取りやめによる観光消費等の減衰に繋がる。また、羽田空港の容量制約は、ネットワーク展開の高需要路線へのシフト及びそれに伴う、地方路線の減便に繋がる可能性がある。

地域産業への影響イラスト

<影響の想定される地域>

地域産業への影響としては、羽田空港との旅客・貨物流動の多い、北海道及び福岡県を始めとする各県への影響が想定される。

羽田空港との旅客・貨物流動の多い地域図


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