第1編 - 3章 重みづけ手法による総合評価
(5)外国とのアクセス容易性
1) 評価方法
外交・公用目的出国者の出国際に係る利用空港までの平均アクセス所要時間を計算した上で、平均アクセス所要時間の最短の地域を5とし、各地域の評価は平均アクセス所要時間の最短の地域との所要時間の比に応じて行う。
(6)東京とのアクセス容易性
1) 評価方法
各地域の東京駅までの鉄道利用時の最速所要時間を計算した上で、東京駅までの最速達の地域(所要時間の最も小さい地域)を5とし、各地域の評価は最速達地域との所要時間の比に応じて行う。
(7)全国からのアクセス容易性
1) 評価方法
各地域の鉄道3時間到達圏人口を計算した上で、到達圏人口の最も大きい地域を5とし、各地域の評価は到達圏人口の最も大きい地域との到達圏人口の比に応じて行う。
(8)景観の魅力
1) 評価方法
国会都市としてふさわしい魅力的な山水の地を評価する観点から、地形の大局的構造等の景観的優劣を現地調査に基づき評価する。
2) 評価基準
- 5:「国会都市の景観」として非常に魅力がある。
- 4:「国会都市の景観」としてかなり魅力がある。
- 3:「国会都市の景観」として魅力がある。
- 2:「国会都市の景観」としてやや魅力がある。
- 1:「国会都市の景観」として魅力に欠ける。
(9)移転先候補地の地震災害に対する安全性
1) 評価方法
対象地域に被害を及ぼす可能性のある海溝型地震及び活断層に伴う地震について、震度シミュレーションを実施し、各地域において想定される震度分布を基本として評価する。
2) 評価基準
- 5:海溝型地震により震度6以上の地域が出現する可能性は低く、また、当該地域及びその周辺に顕著な活断層は発見されていない。
- 4:当該地域又はその周辺に顕著な活断層が発見されているものの、海溝型地震により震度6以上の地域が出現する可能性は低い。
- 3:海溝型地震により部分的に震度6から震度7の地域が出現する可能性があるが、当該地域及びその周辺に顕著な活断層は発見されていない。
- 2:海溝型地震により部分的に震度6から震度7の地域が出現する可能性があり、また、当該地域又はその周辺に顕著な活断層が発見されている。
- 1:海溝型地震により多くの地域で震度7の地域が出現する可能性が高い。
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