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自然的環境に係る検討について

4.茨城地域
  地域概況(地形と植生帯) 特に優先的に保全する地域 現存植生・土地利用(優占植生) 現存植生・土地利用(典型的な現存植生・土地利用) 植生回復力・土壌生産力(最頻区分) 植生回復力・土壌生産力(そこに優占する植生) 身近な自然に係る特性
生物多様性:森林性動物(植生階層構造指数)
身近な自然に係る特性
生物多様性:里山型動物(好適メッシュ率)
身近な自然に係る特性(自然とのふれあい資源) 緩衝帯からみた重要場所 生息地(森林)の連続性のある場所:植林を除く 生息地(森林)の連続性のある場所:植林を含む 摘要
(1)調査対象地域

〔地形概況〕

・北部:山地(阿武隅高地、八溝山地)

・南部:主にローム台地(常総台地)

〔植生〕

・南部は暖温帯、その他は中間温帯

・南西部に水郷筑波国定公園特別地域が存在

・高標高地が北部に存在

・北部等に小面積に自然植生が存在(ブナ・モミ・スダジイ等の自然林、湿性草原)

・各地に特定植物群落が散在

 

植林地〈自然度6〉

農耕地に二次林・植林地が混在

(中部から南部にかけて畑・水田が広がり、北部や西部にはアカマツ林・コナラ林が分布する。)

〈区分1〉

・北部、栃木県境の山地では低く、中部や南部では中程度と低湿地が混在する。

・植林地(スギ・ヒノキ・サワラ植林)

・北部、栃木県境の山地では低く、中部や南部では中程度と低湿地が混在する。

1.4

(全地域平均は1.6)

・北部や西部の山地で好適性がやや高い。

30%

(全地域平均は29%)

・西部の丘陵地や北部の久慈川沿いで好適性が高い。

・南西部に水郷筑波国定公園が存在

・6つの県立自然公園が存在

・森林公園が存在

八溝山から筑波山 なし 北部の山地と西部の筑波山近辺

・北部には植林地の多い八溝山池であり、森林性動物の生息好適地が多く存在する。また起伏が多く、このため植生回復力、土壌生産力が低い。

・中部から南部に至る地域は、丘陵地や台地を中心とし、南部にいくに従い、平坦で農耕地が多く、植生回復力・土壌生産力が比較的高い地域を含む。森林性動物、里山型動物にとって好適でない。

(2)表明地域等

〔地形概況〕

・北西部:山地(八溝山地)、丘陵地
・南東部:丘陵地、ローム台地(常総台地)

〔植生〕

・全域が中間温帯

・自然植生(スダジイ自然林)が存在
・特定植物群落が存在

・北部(緒川村等)御前山県立自然公園特別地域が存在

・中部(笠間市・常北町等)は、笠間県立自然公園特別地域、自然植生(スダジイ自然林)、特定植物群落(笠間市の常緑樹林、小松の常緑樹林、常北町の暖帯林)が存在

・植林地、二次林、農耕地が混在

・北部は植林地(スギ・ヒノキ・サワラ植林、アカマツ植林)と二次林(コナラ林)、農耕地(畑地)が混在

・中部は主にアカマツ植林地が存在

・南部(美野里町等)は農耕地(畑地)が広がり、植林地(アカマツ植林)、樹園地(放棄桑畑)等が点在

・植林地、二次林、農耕地が混在

・北部は植林地(スギ・ヒノキ・サワラ植林、アカマツ植林)と二次林(コナラ林)、農耕地(畑地)が混在

・中部は主にアカマツ植林地が存在

・南部(美野里町等)は農耕地(畑地)が広がり、植林地(アカマツ植林)、樹園地(放棄桑畑)等が点在

・傾斜に起因し北側ほど低い

・北部では、傾斜に起因して低い地域が多い。

・中部・南部では、なだらかな傾斜と土壌の肥沃度に起因して中程度の地域が主で、低湿地(水田として利用)が混在。

・傾斜に起因し北側ほど低い

・北部では、傾斜に起因して低い地域が多い。

・中部・南部では、なだらかな傾斜と土壌の肥沃度に起因して中程度の地域が主で、低湿地(水田として利用)が混在。

・森林性動物にとっての好適性は北側でやや高く、南側では低い。
・里山型動物にとっての好適性は南側を除き大部分で高い。

・北部はともに好適性が高い。

・中部は森林性動物の好適性が高く、里山性動物の好適性はやや高い。

・南部はともに好適性が低い。

・森林性動物にとっての好適性は北側でやや高く、南側では低い。
・里山型動物にとっての好適性は南側を除き大部分で高い。

・北部はともに好適性が高い。

・中部は森林性動物の好適性が高く、里山性動物の好適性はやや高い。

・南部はともに好適性が低い。

・地域の西側に県立自然公園が広く分布・水郷筑波国定公園が近接。
・水戸市に森林公園が存在。

・北部では南北に奥久慈・御前山県立自然公園が隣接

・中部では、近隣に御前山・笠間・吾国愛宕県立自然公園が、東側に森林公園が存在

北西部の八溝山地

八溝山地(植林地が連続性を保つ役割をはたしている)

八溝山地(植林地が連続性を保つ役割をはたしている)

・北部・中部は山地・丘陵地からなり、植林・二次林・農耕地からなり、ともに里山型動物生息好適地である。部分的に、保全上重要な植物群落や御前県立自然公園が含まれる。

・南部は平坦な台地からなり、畑地が主な地域であり、森林性動物・里山型動物の生息環境としては不適である。

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