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自然的環境に係る検討について

6.愛知地域
  地域概況(地形と植生帯) 特に優先的に保全する地域 現存植生・土地利用(優占植生) 現存植生・土地利用(典型的な現存植生・土地利用) 植生回復力・土壌生産力(最頻区分) 植生回復力・土壌生産力(そこに優占する植生) 身近な自然に係る特性
生物多様性:森林性動物(植生階層構造指数)
身近な自然に係る特性
生物多様性:里山型動物(好適メッシュ率)
身近な自然に係る特性(自然とのふれあい資源) 緩衝帯からみた重要場所 生息地(森林)の連続性のある場所:植林を除く 生息地(森林)の連続性のある場所:植林を含む 摘要
(1)調査対象地域

〔地形概況〕

・東部:山地(美濃三河高原)

・南部・西部:豊橋平野、岡崎平野、天伯原などの台地低地

〔植生帯〕

・山地は冷温帯、山麓地から低地は中間温帯から暖温帯

・西三河北部に「愛知高原国定公園、東三河南部に天竜奥三河、三河湾国定公園の特別地域が存在

・東三河南部に本宮山、石巻山多米、渥美半島県立自然公園特別地域が存在

・小面積の自然環境保全地域が点在

・東部の山地に高標高地が存在

・東部の山地等に小面積の自然植生が存在(ブナ・シイ・カシ等の自然林、湿性草原)

・特定植物群落が各地に点在

 

植林地〈自然度6〉

・西三河北部では、東部の山地・丘陵地では植林地と二次林が混在し、西部の丘陵地では農耕地と市街地が混在

・東三河南部では、山地・丘陵地では植林地に二次林・自然林が点在し、台地では農耕地と市街地が混在

〈区分1〉

・全体に山地、丘陵地では低いか、やや低い地域が多いが、西部や南部の河川沿いには高い地域が分布する。

・植林地(スギ・ヒノキ・サワラ植林)

・全体に山地、丘陵地では低いか、やや低い地域が多いが、西部や南部の河川沿いには高い地域が分布する。

1.1

(全地域平均は1.6)

・東部や山地・丘陵地では好適性がやや高い。

25%

(全地域平均は29%)

・中部の丘陵地では好適性が高い。

・西三河北部地域の山地に愛知高原、東三河南部地域の山地に天竜奥三河国定公園が、海岸寄りに三河湾国定公園が存在

・5つの県立自然公園が存在

・西三河北部地域に鞍ヶ池公園、愛知県昭和の森が、東三河南部地域に愛知県民の森が、その他に愛知青少年公園が存在

丘陵地につながる山地の二次林・植林地 山地と丘陵地の境に南北に連なる二次林

東部の山地

・南部の台地では見られない。

・東部には山地である美濃三河高原が広がり、植林地が多く、国定公園等の自然公園が多い。

・南部は農耕地が主体であり、森林性動物の生息好適地は多くない。

・北部、中部は山地と丘陵地からなり、二次林が主体で、里山型動物、森林性動物の生息好適地が広がる。

・南部の一部を除き、地域全体で植生回復力・土壌生産力が低い。

(2)表明地域等

上に同じ

全般的には上に同じ

西三河北部
・豊田市北東部等、北側の地域には愛知高原国定公園特別地域が存在

・岡崎市北東部等、南側の地域には愛知高原国定公園特別地域がわずかに存在し、特別植物群落(小呂湿原、茅原沢神明宮社叢)も存在

東三河南部
・天伯原では自然植生が存在(トベラ林、スダジイ林)

・豊田市北東部等、北側の地域では二次林(アカマツ林)と植林地(スギ・ヒノキ・サワラ植林)が混在
・岡崎市北東部等、南側の地域では、山地で二次林(アカマツ林)と植林地、丘陵地で植林地と農耕地(水田)が分布

・天伯原では農耕地(畑地・水田)が広がる。

・豊田市北東部等、北側の地域では二次林(アカマツ林)と植林地(スギ・ヒノキ・サワラ植林)が混在
・岡崎市北東部等、南側の地域では、山地で二次林(アカマツ林)と植林地、丘陵地で植林地と農耕地(水田)が分布

・天伯原では農耕地(畑地・水田)が広がる。

・豊田市北東部等、北側の地域と岡崎市北東部等、南側の地域では、傾斜と土壌の肥沃度に起因して低いか、やや低い。

・天伯原では土壌の肥沃度に起因してやや低いか低湿地である。

・豊田市北東部等、北側の地域と岡崎市北東部等、南側の地域では、傾斜と土壌の肥沃度に起因して低いか、やや低い。

・天伯原では土壌の肥沃度に起因してやや低いか低湿地である。

・豊田市北東部等、北側の地域では、森林性動物の好適性はほぼ全域で高く、里山型動物の好適性は丘陵地で高い。

・岡崎市北東部等、南側の地域ではともに好適性が高い。

・鳳来町等の山地で特に森林性動物にとって好適性が高い地域が分布する。

・天伯原では海岸沿いでともに好適性が高い。

・豊田市北東部等、北側の地域では、森林性動物の好適性はほぼ全域で高く、里山型動物の好適性は丘陵地で高い。

・岡崎市北東部等、南側の地域ではともに好適性が高い。

・鳳来町等の山地で特に森林性動物にとって好適性が高い地域が分布する。

・天伯原では海岸沿いでともに好適性が高い。

・豊田市北東部等、北側の地域では愛知高原肯定公園、愛知県昭和の森が存在

・岡崎市北東部等、南側の地域では愛知県国定公園がわずかに存在

・天伯原には石巻山多米県立自然公園等が隣接

丘陵地につながる山地の二次林・植林地

重要場所は把握されない。

・植林地が連続性を保ている

・西三河北部の中央に連なる二次林は南北の連続性を保つ。

・豊田市北東部から隣接市町村にかけての地域及び岡崎市北東部から隣接市町村にかけての地域

・鳳来町周辺の山地には連続性の高い森林が分布

・植林地が連続性を保ている

・西三河北部の中央に連なる二次林は南北の連続性を保つ。

・豊田市北東部から隣接市町村にかけての地域及び岡崎市北東部から隣接市町村にかけての地域

・鳳来町周辺の山地には連続性の高い森林が分布

・西三河北部では、二次林を主体とする山地と丘陵地からなり、山地性の動物の生息に近い部分を含む。
・森林はかつて皆伐されて、土壌形成が不十分であり、保安林指定を受けている二次林が多く、植生回復力・土壌生産力が低いか、やや低い。
・森林性動物や里山型動物の生息好適地も多く、保全上重要な愛知高原国定公園を含む。

・東三河南部は、畑地・水田等の農耕地が主で平坦だが、土壌の肥沃度に起因し、植生回復力・土壌生産力はやや低い。
・海岸沿いのみが、森林性動物・里山型動物の生息好適地である。

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