3)各地域の状況（現状）
調査対象地域内の人口20万人以上の都市（人口20万人以上の都市が存在しない場合は周辺の最も人口規模の大きい都市）及び周辺の政令指定都市を取り上げ、都市の規模と交通利便性についてその現状をまとめると表4の通りとなる。但し、交通利便性については、今後の交通網の整備で変わり得るものであり、改善が可能なものである。
| 生活利便性を確保し得る都市： 都市名 （人口規模） |
生活利便性を確保し得る都市： 交通利便性（現状） |
多様なニーズを補完し得る都市： 都市名 （人口規模） |
多様なニーズを補完し得る都市： 交通利便性（現状） |
|
|---|---|---|---|---|
| 宮城県 | 仙台市 （97万人） |
地域の一部が30分圏内、概ね半分が60分圏内に位置する | 仙台市 （97万人） |
新幹線で白石蔵王駅から仙台駅まで約20分 在来線で白石駅から仙台駅まで約50分 |
| 福島県 | 郡山市 （33万人） |
地域のほとんどが郡山市もしくは福島市より60分圏内に位置する表明地域は郡山市から一部が30分圏内、大半が60分圏内に位置する | 東京特別区部 （797万人） |
新幹線で東京駅まで郡山駅から約1時間20分、福島駅から約1時間30分 |
| 福島県 | 福島市 （29万人） |
地域のほとんどが郡山市もしくは福島市より60分圏内に位置する表明地域は郡山市から一部が30分圏内、大半が60分圏内に位置する | 仙台市 （97万人） |
新幹線で仙台駅まで福島駅から約30分、郡山駅から約40分 |
| 茨城県 | 水戸市 （25万人） |
地域の概ね半分が30分圏内に位置する | 東京特別区部 （797万人） |
在来線特急で水戸駅から上野駅まで約1時間10分 |
| 栃木県 | 宇都宮市 （44万人） |
地域のほとんどが30分圏外、概ね半分が60分圏内に位置する | 東京特別区部 （797万人） |
新幹線で那須塩原駅から東京駅まで約1時間10分 |
| 岐阜県 | 名古屋市 （215万人） |
地域のすべてが30分圏外、概ね半分が60分圏内に位置する | 名古屋市 （215万人） |
在来線特急で名古屋駅まで多治見駅から約30分、中津川駅から約50分 |
| 静岡県 | 浜松市 （56万人） |
地域の概ね1/3が30分圏内に位置する | 東京特別区部 （797万人） |
新幹線で浜松駅から東京駅まで約1時間30分 |
| 静岡県 | 浜松市 （56万人） |
地域の概ね1/3が30分圏内に位置する | 名古屋市 （215万人） |
新幹線で浜松駅から名古屋駅まで約40分 |
| 愛知県 | 豊橋市 （35万人） |
地域の概ね半分が3市の内のいずれかの市から30分圏内に位置する | 名古屋市 （215万人） |
新幹線で名古屋駅まで三河安城駅から約20分、豊橋駅から約30分 在来線で豊橋駅から名古屋駅まで約50分 |
| 愛知県 | 岡崎市 （32万人） |
地域の概ね半分が3市の内のいずれかの市から30分圏内に位置する | 名古屋市 （215万人） |
新幹線で名古屋駅まで三河安城駅から約20分、豊橋駅から約30分 在来線で豊橋駅から名古屋駅まで約50分 |
| 愛知県 | 豊田市 （34万人） |
地域の概ね半分が3市の内のいずれかの市から30分圏内に位置する | 名古屋市 （215万人） |
新幹線で名古屋駅まで三河安城駅から約20分、豊橋駅から約30分 在来線で豊橋駅から名古屋駅まで約50分 |
| 三重県 | 四日市市 （29万人） |
地域の概ね半分が30分圏内に位置する | 名古屋市 （215万人） |
在来線で四日市駅から名古屋駅まで約30分 |
| 畿央地域 | 四日市市 （29万人） |
地域のほとんどがいずれの市からも30分圏外であるが、大半がいずれかの市から60分圏内に位置する | 京都市 （146万人） |
在来線で近江八幡駅から京都駅まで約40分 |
| 畿央地域 | 大津市 （28万人） |
地域のほとんどがいずれの市からも30分圏外であるが、大半がいずれかの市から60分圏内に位置する | 京都市 （146万人） |
在来線で近江八幡駅から京都駅まで約40分 |
| 畿央地域 | 京都市 （146万人） |
地域のほとんどがいずれの市からも30分圏外であるが、大半がいずれかの市から60分圏内に位置する | 大阪市 （260万人） |
近鉄線特急で名張駅から難波駅まで約1時間 |
| 畿央地域 | 奈良市 （36万人） |
地域のほとんどがいずれの市からも30分圏外であるが、大半がいずれかの市から60分圏内に位置する | 大阪市 （260万人） |
近鉄線特急で名張駅から難波駅まで約1時間 |
注）生活利便性を確保し得る都市については、道路による時間距離、新都市の多様なニーズを補完し得る都市については、調査対象地域内の主要駅からの鉄道による所要時間（端数は切り上げ、10分単位で示した）を記した。