1. 概要
EFV国際会議は、2002年に国土交通省が主催した交通大臣会合を踏まえ、EFVの開発・普及に関して国際連携を図るために創設された国際会議です。
※EFV:Environmentally Friendly Vehicles(環境にやさしい自動車)
2.沿革
2002年1月に国土交通省が主催した「交通に関する大臣会合:環境にやさしい交通の実現に向けて」において、EFVについて議論が行われ、EFVの開発・普及を推進するための国際的な議論の場として「EFV国際会議」開催の重要性が提唱されました。これを受け、2003年1月に国土交通省が「EFV国際会議」を東京で開催し、以降2年に1回開催されております。
なお、2007年6月に開催されましたG8ハイリゲンダム・サミットの首脳宣言においても、『必要な措置の実施を監視し、2年毎の「環境にやさしい自動車会議」にて進捗を議論する。その結果はG8首脳へ報告される』と述べられております。
3. 会議開催状況
第1回会議
開催日:2003年1月23日(木)-24日(金)
開催場所:東京(日本)
主催:国土交通省(協力:環境省)
参加国及び機関:オーストラリア、カナダ、中国、
EU(欧州委員会、オーストリア、フランス、ドイツ、イタリア、オランダ、ポルトガル、スペイン、イギリス)、
日本、韓国、シンガポール、米国、UNECE/WP29、OECD、アジア開発銀行
日本からの出席者:丸山自動車交通局長他
議題: 1.交通部門における環境問題の現状と対策
2.次世代EFVsの概要
3.次世代EFVsの開発・実用化の推進策
4.既商品化EFVsの普及
5.基準調和の推進
6.発展途上国におけるEFVs普及支援対策
7.EFVsの開発・普及のための国際的な今後の進め方
8.議長声明
第2回会議
開催日:2005年11月10日(木)―11日(金)
開催場所:バーミンガム(イギリス)
参加国及び機関:オーストラリア、カナダ、中国、EU(フランス、ドイツ、イギリス)、インド、日本、
メキシコ、米国、国連等の政府及び研究機関、自動車製造業者等
日本からの出席者:久米自動車交通局技術安全部長、野田(独)交通安全環境研究所理事他
主催:イギリス運輸省
議題: 1.科学・技術の発展について
2.EFV普及策について
3.途上国対策について
参考:第2回会議開催結果
第3回会議
開催日:2007年11月19日(月)―20日(火)
開催場所:ドレスデン(ドイツ)
参加国及び機関:オーストラリア、中国、ドイツ、インド、日本、オランダ、米国等の政府、研究機関、自動車製造業者等
日本からの出席者:谷国土交通大臣政務官他
主催:ドイツ交通・建設・都市開発省
議題: 1.EFVの基準について
2.EFVのエネルギー源について
3.EFVの導入及び普及に関する政府、業界、利用者の役割について
参考:第3回会議開催結果
第4回会議
開催日:平成21年11月23日(月)及び24日(火)
開催場所:ニューデリー(インド)
参加国及び機関:日本、ドイツ、アメリカ、イギリス、フランス、オーストラリア、スウェーデン、インド等の政府、
研究機関、自動車製造業者等
日本からの出席者:自動車交通局小田環境課長、トヨタ自動車、JAMA他
主催:インド重工業省、道路交通省、環境森林省、石油天然ガス省、新・再生エネルギー省、都市開発省
議題: 1.移動と環境(EFVの役割)
2.EFV(将来のシナリオ)
3.代替燃料
4.ガス燃料テクノロジー
5.電気自動車の将来
6.EFVのための法規制枠組み
参考:第4回EFV国際会議概要
4. EFV国際ワークショップ
EFV国際ワークショップは、産官学から関係者が幅広く参画し、自動車を取り巻く環境対策について世界各国が情報交換を行うとともに、EFVの開発・普及状況に係る理解増進を図ることを目的とした取組です。
第1回 ワークショップ
開催日:2004年3月1-3日
開催場所:東京(日本)
第2回 ワークショップ
開催日:2007年2月19-20日
更新年月:平成21年12月