「水の日」「水の週間」について

「水の日」及び「水の週間」について(昭和52年5月31日 閣議了解)
水資源の有限性、水の貴重さ及び水資源開発の重要性について国民の関心を高め、理解を深めるため、昭和52年に政府は「水の日」を設けました。
「水の日」は毎年8月1日とし、この日を初日とする一週間を「水の週間」として、この週間において、ポスターの掲示、講演会の開催等の行事を地方公共団体その他関係団体の緊密な協力を得ながら、全国的に実施するものです。
今年で第33回目を迎える「水の日」及び「水の週間」では、気候変動等に起因する渇水リスクの上昇等を考えると、『水を大切に使う社会』を推進することが重要であることから、
『将来を安全・安心に暮らすため、水を大切に使う社会へ』
をテーマに掲げ、8月1日の「水の日」、その日から一週間の「水の週間」において、国土交通省、関係府省、地方公共団体、水の週間実行委員会、その他関係団体の緊密な協力により、全国的に様々な水に関する普及・啓発活動を行いました。
水資源の有限性、水の貴重さ及び水資源開発の重要性について広く国民の皆さんに関心を持っていただき、理解を深めていただくため、「水の週間」の中央行事として、「ウォーターフェア’09東京」を実施しました。
平成21年7月31日(金)から8月2日(日)まで、科学技術館2階イベントホールにおいて「水の展示会」を行うとともに、7月31日(金)に同館のサイエンスホールにおいて「水を考えるつどい」を開催しました。また、8月2日(日)には、水の週間記念隅田川レガッタを言問橋~吾妻橋間で実施するとともに、同会場墨田区役所前うるおい広場他において隅田川浄化等の「パネル展示」を実施しました。
主催機関 : 国土交通省、東京都、水の週間実行委員会
後援機関 : 文部科学省、厚生労働省、農林水産省、経済産業省、環境省、(独)水資源機構、
(財)日本科学技術振興財団、日本放送協会、(社)日本新聞協会
協力団体 : サントリーホールディングス(株)、TOTO(株)
第33回 水の週間 水を考えるつどい

大臣挨拶を代読する竹歳国土交通審議官

水資源功績者の方々

水資源功績者表彰の様子
平成21年7月31日(金)、北の丸公園(東京都千代田区)内の科学技術館(サイエンスホール)において、第33回水の週間水を考えるつどいを開催しました。
表彰式では、主催者である国土交通大臣の代理として竹歳誠国土交通審議官が、同じく東京都知事の代理として河島均東京都都市整備局長が、さらに青山俊樹水の週間実行委員会会長が挨拶を行いました。
水源地からのメッセージ
今年度も利根川流域の水源地域を代表して埼玉県神川町の田村啓町長に、「水源地域からのメッセージ」を発表していただきました。
平成21年度水資源功績者表彰
水資源行政の推進に当たって、特に顕著な功績のあった個人及び団体が、平成21年度水資源功績者として表彰されました。水源地域対策、水環境の保全、水源涵養、水資源の有効活用等に永年にわたって尽力されたことが表彰の対象となり、水を考えるつどいにおいて竹歳誠国土交通審議官から表彰状が授与されました。
表彰者は以下のとおりです。

作文コンクール優秀者の方々

作文コンクール表彰の様子

最優秀者 白井夏純さんによる朗読
第31回全日本中学生水の作文コンクール入賞者表彰
全国の中学生及び海外に居住する日本人中学生を対象に、「水について考える」をテーマとする「全日本中学生水の作文コンクール」を開催しました。第31回を迎えた今年は、総数16,462編の応募がありました。各都道府県での応募作品について各都道府県で地方審査が行われ、優秀とされた作文(各都道府県3編以内)が中央審査対象として送付され、その数は135編にのぼりました。これら135編の中から、中央審査会において、最優秀賞1編、優秀賞5編及び入選26編が選ばれました。
表彰者は以下のとおりです。
賞 名 |
受賞者名 |
作文全文 |
最優秀賞 |
愛知県 |
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国土交通大臣賞 |
新城市立新城中学校 2年 |
題名 : 「水」が教えてくれたこと |
白井 夏純 |
優秀賞 |
奈良県 |
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全日本中学校長会会長賞 |
奈良市立都祁中学校 3年 |
題名 : 受け継いでいく水 |
宮久保 晴加 |
優秀賞 |
北海道 |
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水の週間実行委員会会長賞 |
音更町立緑南中学校 3年 |
題名 : 「水を大切にする」とは |
加藤 直也 |
優秀賞 |
徳島県 |
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独立行政法人水資源機構理事長賞 |
徳島市立南部中学校 1年 |
題名 : 富郷ダムと祖父の山 |
林 正基 |
優秀賞 |
鹿児島県 |
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国土交通省土地・水資源局水資源部長賞 |
十島村立口之島中学校 2年 |
題名 : 命の泉「カワ」 |
中村 まち |
優秀賞 |
北海道 |
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全日本中学生水の作文コンクール中央審査会特別賞 |
岩見沢市立豊中学校 3年 |
題名 : 先人からの贈りもの |
武石 早代 |

フォトコンテスト受賞者の方々

国土交通大臣賞 「ぼくが先だ」
第24回水とのふれあいフォトコンテスト入賞者表彰
「水辺の憩い、水のある風景」・「くらしの中で毎日使う水」・「作物や草木を育て、エネルギーを生む水」・「ダムや水路など水をつくる施設」・「歴史とともにある街の中の水」等をテーマに全国に応募し、合計2,773点の応募がありました。
表彰者は以下のとおりです。
賞 名 |
受賞者名 |
作 品 |
グランプリ |
画題 : ぼくが先だ |
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国土交通大臣賞 |
岩手県 照井 俊男 |
優秀賞 |
画題 : シティライフ |
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東京都知事賞 |
静岡県 山本 田鶴子 |
優秀賞 |
画題 : 夏の日 |
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水の週間実行委員会会長賞 |
愛知県 中野 竜夫 |
優秀賞 |
画題 : 壁に咲く花 |
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独立行政法人水資源機構理事長賞 |
茨城県 市川 有吉 |

上下流交流コンサート

パネルディスカッション
上下流交流
表彰式終了後には同会場において、上下流交流の一環として、上下流コンサートと題して、利根川上流の水源地域より、利根川源流讃歌合唱団を迎え、「利根川水源地」や「奧利根の旅」など全7曲を披露して頂きました。
「水を考えるつどい」パネルディスカッション
国土交通省西川智水資源政策課長をコーディネーターに、水に関する様々な取り組みをされている清水康利氏(TOTO(株)CSR推進部環境経営企画室長)、高原俊幸氏(東京都水道局企画担当部長)、高屋雅光氏(サントリービジネスエキスパート(株)環境活動部長)、野上正子氏(山口県下松市立米川小学校長)、山本徳治氏((独)水資源機構理事)をパネリストとして迎え、
『何をすればいいの?水が大切なことはわかっているつもりだけど・・・~気候変動の影響を考えた、今後の水の使い方・接し方~』
をテーマに近年の気候変動等の影響を踏まえ、今後の水に関する身構え、具体的な行動について議論を深め、次世代に向けたメッセージを発信すべく、議論して頂きました。

サントリーホールディングス株式会社

ダム工学会・CMED会

農林水産省・社団法人農業農村工学会
水の展示会
「将来を安全・安心に暮らすため、水を大切に使う社会へ」を共通テーマとして、多くの組織、団体による多彩な展示が行われました。今年は、民間企業の参加もあり、参加体験型のコーナーが設けられるなど、各出展団体による趣向を凝らした展示がなされ、来場者は延べ約8,800名に達しました。
展示テーマ 「将来を安全・安心に暮らすため、水を大切に使う社会へ」 |
【一般展示】 |
|
日本の水 |
国土交通省 |
からだとくらしにいい習慣。東京水 |
東京都水道局 |
水はどこからくるの? |
水の週間実行委員会 |
生命と水 利根川の水 |
国土交通省関東地方整備局 |
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(国土交通省利根川上流河川事務所) |
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(国土交通省江戸川河川事務所) |
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(国土交通省八ツ場ダム工事事務所) |
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(国土交通省利根川ダム統合管理事務所) |
ダムなんでも相談室 |
ダム工学会 |
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CMED会 |
農業用水を大切に使う先人の知恵 |
農林水産省 |
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社団法人農業農村工学会 |
水のふるさと 森林 |
社団法人日本治山治水協会 |
飲料水を汚染から守ろう |
社団法人全国建築物飲料水管理協会 |
やってみよう!雨水利用 |
|
行ってみよう!すみだ環境ふれあい館 |
東京都墨田区 |
サントリー「水育」を体験しよう! |
サントリーホールディングス株式会社 |
みんなで“水の大切さ”について考えてみよう! |
TOTO株式会社 |
【特別展示】 |
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平成21年度水資源功績者 |
国土交通省 |
第24回水とのふれあいフォトコンテスト 入賞作品 |
水の週間実行委員会 |
第31回全日本中学生水の作文コンクール 優秀作品 |
国土交通省 |
|
都道府県 |
第29回ウォーターフェア隅田川レガッタ

大会を盛り上げる 和太鼓の演奏

レガッタのレース風景

隅田川浄化に関するパネル展示
隅田川は、水資源開発公団(現(独)水資源機構)武蔵水路事業により河川水を荒川から隅田川に導入する浄化用水の効果と東京都における下水道の整備事業が進んだこと、近年行われている新しい水辺空間の創出の効果とが相乗し快適な水辺空間を多くの市民に提供できる憩いの場となりました。
高度経済成長期以降の劣悪な水質に著しい変化を遂げ水質の浄化が進んだことにより人々の生活の場に再び戻ってきた隅田川の姿を喜び、水に親しむ“水の週間”行事の一環として昭和56年から開催され、春の早慶レガッタとともに夏の隅田川の風物詩として定着してきた「ウォーターフェア隅田川レガッタ」も今年で29回目を迎えました。
今年の隅田川レガッタは、曇天時折小雨の中での開催となり、レース前には恒例となっている主催者による競漕の安全とレガッタ開催の告知を兼ねた浅草寺への安全祈願を行いました。
多くの観客が見守る中、参加登録63クルー(選手558名)にのぼる参加者の競漕と応援による熱戦が繰り広げられ、日頃から鍛えた自慢の腕を披露し観客からは惜しみない拍手が送られました。また、開会式では恒例となった墨田区内の6つの中学校の吹奏楽部による「水のコンサート」が行われると同時に熱いレースの合間にはクルーを声援する墨田区、江戸川区、葛飾区の各太鼓連盟による勇壮な和太鼓の演奏も行われ、ウォーターフェア隅田川レガッタの開催に華を添えました。
日 時 平成21年8月2日(日) 11:00~16:30
コ ー ス 隅田川言問橋~吾妻橋(500m/ウォーターフェアコース)
主 催 (社)東京都ボート協会、水の週間実行委員会
後 援 国土交通省、東京都、群馬県、墨田区、台東区、墨田区教育委員会、(独)水資源機構、千葉県香取市、
(社)日本ボート協会、欧州連合駐日欧州委員会代表部
競 漕 17レース
種 目 1.男子エイト 2.中学男子ナックルフォア 3.中学女子ナックルフォア 4.一般男子ナックルフォア 5.一般女子ナックルフォア
6.マスターズエイト 7.水域対抗ナックルフォア 8.区対抗ナックルフォア 9.地域対抗ナックルフォア
10.市町村対応ナックルフォア 11.ボート教室対抗ナックルフォア