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国土交通省
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交通分野の国際的取組国際建設交流組織構成データ・リンク集

交通セキュリティに関連したG8の枠組みにおける取組について


1.G8における国土交通省関連の議題(テロ対策の動きについて)

 2001年9月11日の米国同時多発テロ事件直後の9月19日、G8首脳共同声明が発出され、同時多発テロを強く非難するとともに12のテロ防止関連条約の批准を強く要請し、G8の外務、財務、司法その他の閣僚に対してテロ対策強化のための具体策を策定するよう指示がなされた。
 その後、サミット各種プロセスでフォローアップがなされ、2002年6月に開催されたG8首脳会議(カナナスキス・サミット)においては、「交通保安に関するG8協調行動」、「大量破壊兵器及び物質の拡散に対するG8グローバル・パートナーシップ」が採択された。
 また、2003年6月に開催されたエビアン・サミットにおいても、開発途上国に対するテロ対策支援の調整等を目的とする「テロ対策行動グループ(CTAG)」の設立等を盛り込んだ「テロと闘うための国際的な政治的意思及び能力の向上:G8行動計画」や「交通保安及び携帯式地対空ミサイル(MANPADS)の管理強化:G8行動計画」が採択された。
 2004年6月8〜10日に開催されたシーアイランド・サミットにおいては、「安全かつ容易な海外渡航イニシアティブ(Secure and Facilitated International Travel Initiative (SAFTI))」が採択され、交通保安分野におけるテロ対策が進めらた。
 2005年7月6〜8日に開催されたグレンイーグルズ・サミットにおいては、「G8テロ対策声明」が取りまとめられた。また、7月7日にロンドンにおいて発生した地下鉄等における同時爆発事件を受けて、同日、G8及び他の参加国の首脳等により「ロンドンに対するテロ攻撃に関する声明」が発出された。
 2006年7月15〜17日に開催されたG8サンクトペテルブルグ・サミットにおいて「テロ対策に関するG8首脳宣言」が採択され、その中で、2006年1月に国土交通省が主催した「国際交通セキュリティ大臣会合」において採択された宣言と声明を歓迎している。
 2007年6月6〜8日に開催されたG8ハイリンゲンダム・サミットにおいて「テロ対策に関するG8首脳声明-グローバル化時代の安全保障」が採択され、交通保安の向上についての言及がなされた。その中で、「国際交通セキュリティ大臣会合」の大臣声明に基づいて創設された「陸上交通セキュリティ国際ワーキンググループ」についても言及がなされている。


2.交通セキュリティに関連したG8の枠組み

 G8司法・内務閣僚級会合の下部機関として、国際組織犯罪・国際テロ対策等に取り組むためのG8ローマ・リヨングループがあり、当省からも交通セキュリティに関する議論に参画している。