国土交通省

平成16年度国土交通先端技術フォーラムの結果について

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平成18年3月

<問い合わせ先>
大臣官房技術調査課
(内線22346)
総合政策局技術安全課
(内線25626)
電話:03-5253-8111(代表)
 
概要
 
   2月20日、国土交通省の主催により、福岡市(九州大学医学部百年講堂)において、平成17年度「国土交通先端技術フォーラム」を開催しました。
 本フォーラムは、安全・安心な社会の実現、環境問題への対応、国際競争力の強化などに資する技術研究開発について、産学官の連携促進と研究成果の一層の活用を図るため、平成15年度より地方中核都市において 開催しているものです。3回目の開催となる今回は、これまでの開催で最高となる441名の方々にご参加を頂きました。

 第1部では、矢部哲技術総括審議官の開会挨拶に続き、総合科学技術会議の柘植綾夫議員より「国創りに結実する科学技術創造を目指して」と題して基調講演を頂きました。 続いて、中島威夫技術審議官より「社会的技術と新たな社会基盤」と題した講演を行った後、九州大学の小寺山亘知的財産本部長より「九州大学における産学連携の取り組みについて」と題して特別講演を頂きました。

 第2部では、国土交通省関連の研究機関と九州大学からの10件の発表について、「防災・安全」、「基盤再生・革新」、「環境」の3つのテーマ毎に分けて行いました。

 また、会場では上記研究機関等からのビデオやパネルによる研究成果の紹介、パンフレットの配布も併せて実施しました。
 
   基調講演(柘植議員)           講演会場の様子    
研究所展示の様子
展示ブースの様子
 
開催日等
  
日時 : 平成17年2月20日(月) 12:00〜17:00
場所 : 福岡市 (九州大学医学部百年講堂)
主催 : 国土交通省
共催 : 九州大学
後援 : 福岡県、福岡市、(社)九州・山口経済連合会、福岡商工会議所、(社)地盤工学会九州支部、 (社)土木学会西部支部、(社)日本機械学会九州支部、(社)日本気象学会九州支部、(社)日本建築学会九州支部、(社)日本船舶海洋工学会西部支部、 九州ブロック地域科学技術振興協議会
 
講演
■ 開会の辞
  大臣官房 技術総括審議官 矢部 哲
13:00-13:05
■ 基調講演
 「国創りに結実する科学技術創造を目指して」
  総合科学技術会議 議員 柘植 綾夫
13:05-13:45
■ 国土交通省トピックス
  「社会的技術と新たな社会基盤」
  大臣官房 技術審議官 中島 威夫
13:45-14:05
■ 特別講演
 「九州大学における産学連携の取組みについて」 
  九州大学 知的財産本部長/理事・副学長 小寺山 亘
14:05-14:35
■ 「防災・安全」に関する技術研究開発
 「台風・集中豪雨の予測精度向上に関する技術開発」(気象研究所)
 「豪雨・地震による土砂災害に対する危険度予測と被害軽減技術の開発」(土木研究所)
 「ミリ波/赤外線による衝突防止技術に関する研究」(電子航法研究所)
 「九州大学における防災研究の取組みと産学官の連携事例」(九州大学)
  質疑

14:50-16:00
■ 「基盤再生・革新」に関する技術研究開発
 「ITSセカンドステージへ」(国土技術政策総合研究所)
 「新たな地理情報インフラの展開」(国土地理院)
 「次世代内航船(スーパーエコシップ)の研究開発」(海上技術安全研究所)
  質疑

16:00-16:55
■ 「基盤再生・革新」に関する技術研究開発
 「都市臨海部に干潟を取り戻すプロジェクト」(国土技術政策総合研究所)
 「ヒートアイランド対策」(建築研究所)
 「次世代低公害車開発・実用化促進事業」(交通安全環境研究所)
  質疑
16:55-17:50

 

展示
 
■ 展示内容
  ビデオやパネルによる研究成果の紹介、パンフレットの配布等
  知的財産及び研究についての相談や説明
■ 展示機関
  九州大学、九州ブロック地域科学技術振興協議会、国土技術政策総合研究所、国土地理院、気象研究所、海上保安庁海洋情報部、(独)土木研究所、(独)建築研究所、(独)交通安全環境研究所、(独)海上技術安全研究所、(独)港湾空港技術研究所、(独)電子航法研究所、(独)北海道開発土木研究所、(独)鉄道建設・運輸施設整備支援機構
 
今後の開催に向けて
 

   今回のフォーラムでは、アンケート調査(アンケート回答者数142、回収率32%)を実施し、今後のフォーラムのあり方について、各種意見等をいただきました。  

   フォーラム全般としては、「非常に良かった」、「また出席したい」などの評価をいただけるご意見が多数ありまし た。一方、「研究機関の発表数が多すぎる」、「1つの発表の時間が短い」というご意見も頂き、これらの点については来年度に向けた課題とさせていただきます。

■参加者

   参加者の内訳としては、産業界からの参加者が約4割を占め、大学等からの参加者が約1割、国・自治体からの参加者が3割強という 結果となりました。昨年度と比較して大学等からの参加者は増えたものの、今後もさらに増やせるよう努めていきたいと考えています。


■講演について

   講演については、「非常に良かった」あるいは「良かった」という回答が約8割を占め、概ね良い評価を受けました。 今回の試みとして、研究機関からの発表を「防災・安全」、「基盤再生・革新」、「環境」という3つのテーマ毎に時間を分けて行いましたが、 これについても「テーマを明確にしており、分かりやすかった」という肯定的なご意見がありました。

■展示について

   展示については、今回も講演の1時間前に開始し、早めに来場された方にはゆっくりとご覧いただくとこができました。一方で、「休憩時間が少なく、あまり見られなかった」、 「見る側の立場に立ったプレゼンが必要」など、今後の参考となるご意見もいただきました。

■最後に

   本フォーラムは、平成18年度も開催を予定しております。ここに挙げた以外にも多数の建設的なご意見をいただき、これらを踏まえてより有意義なフォーラムとなるよう改善をしていきます。
   本フォーラムの開催にあたり、九州大学、福岡県、福岡市、社団法人九州・山口経済連合会、福岡商工会議所、社団法人 地盤工学会九州支部、社団法人土木学会西部支部、社団法人日本機械学会九州支部、社団法人日本気象学会九州支部、社団法人日本建築学会九州支部、社団法人日本船舶海洋工学会西部支部、九州ブロック地域科学技術振興協議会より多大なるご協力をいただきました。厚く御礼を申し上げます。

 

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