第4節 交流人口の趨勢
今後の人口の動きを考える場合、見落としてはならないのは交流人口の動きである。我が国の人口自体は減少に向かうとしても、自由時間の増大やネットワークの整備等により人の移動を伴う交流が盛んになりつつある。交流人口は我が国の活力という観点からも国土利用のあり方という観点からも将来を考える上で重要な要素である。
近年、交流が活発化している様子を1人当たり旅客輸送量を参考として見てみると、昭和62年度(1987)以降は自由時間や消費水準の趨勢を大きく上回る勢いで伸びている。また、人口が減少している地域ブロックでも着実に増加しつつある。
したがって、人口減少社会においても、自由時間の増大や所得水準の向上、ネットワークの整備などの要因から人のモビリティ(移動性)は高まり、交流は盛んになっていくと考えられる。
