第1節 日本の国土構造

(脊梁山脈)

 細長い列島の中央部には急峻な脊梁山脈が縦断し、隣接地域の連携を阻むとともに、河川は急勾配となり、洪水時は極端に大きな流量が一気に盆地や平野部を流れ下る(図表3-1-1、2)。また、中央構造線等多くの構造線を有し、その周辺では大小の断層が発達しており、地殻変動の影響を受けた脆弱な地質が広く分布し、土砂災害が発生しやすい。

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