(10)地方都市の活性化と開発

イ 地方都市中心市街地活性化の推進
 中心市街地の活性化に当たって、商業、業務、居住などの都市機能や文化・福祉などの公益施設の集積・再配置、道路、駐車場等の基盤施設を計画的に整備するため、平成11年度予算において、
1)街区の再編、低未利用地の集約化等により、公益サービス施設や共同住宅の立地と商店街の集約・再編を実施する街なか再生事業
2)街並みの賑わいの向上や交通環境の改善等を図るための道路や駐車場の整備、歩道等の交通安全施設等の整備、電線類の地中化
3)多様な世帯の居住を促進することにより、中心市街地に賑わいを取り戻す中心市街地活性化住宅の供給
4)中心市街地の各種道路整備を総合的かつ短期集中的に実施する賑わいの道づくり事業
など中心市街地の活性化に有効な各種施策を引き続き推進する。
ロ 地方都市開発整備等事業の推進
 地域振興整備公団は、国土の均衡ある発展を図るため、大都市及びその周辺地域以外の地域において、経済、文化等の中心としてふさわしい地方都市の開発整備を行っており、平成12年度は新たにいわき市小名浜住吉地区(福島県)を地区採択するとともに、長岡ニュータウン(新潟県)等の15地区において引き続き事業を進める。
 また、地方拠点都市地域の拠点地区及び市町村の作成する中心市街地活性化基本計画により定められた特定中心市街地において、都市機能の更新等を目的とする市街地再開発事業、土地区画整理事業並びにこれらと併せた事務所・店舗等の建設等を内容とする特定再開発事業を行っており、平成12年度は新たに沖縄市中の町地区(沖縄県)を地区採択するとともに、静岡県東部拠点地区(静岡県沼津市)等の2地区において引き続き事業を進める。