2.海岸・沿岸域の環境の整備と保全

 高潮、津波、波浪等から海岸を防護するとともに、生物の生息・生育地の確保、景観への配慮や海浜の適性な利用の確保等が必要であり、このような観点から「防護」「環境」「利用」の調和のとれた海岸の整備と保全を推進している。具体的には、砂浜の保全・回復をより一層推進し( 第II部第6章 参照)、生態系等の自然環境の保全に配慮したエコ・コースト事業などを実施している。また、自然環境に配慮した海岸づくりの進め方、および、藻場・干潟の喪失、砂浜の減少、沿岸域での新たな利用の拡大等をはじめとする諸問題に対応した望ましい沿岸域管理のあり方について、国土交通省として13年度から研究会を開催し、検討を行っている。

 

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