第1節 自然災害対策

 我が国の国土は、地形、地質、気象、地理的に極めて厳しい条件下にあり、自然災害から国民の生命・財産を守ることは最も基礎的な課題であるといえる。
 国土交通省では、これまで、治水事業七箇年計画、海岸事業七箇年計画、急傾斜地崩壊対策事業五箇年計画などの長期計画に基づき、災害に強く安全な国土づくりに力を注いできた。最近では、都市化の進展に伴い、人口・資産が集積し、洪水、高潮、土石流などの災害発生時に甚大な被害が生じる可能性が増大している。また、地域の意向を踏まえた対策の推進や、自然環境と調和した災害対策など新たな課題への対応の必要性が高まっている。

 

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