(2)船舶航行の安全確保

 (1)で搭載することとなったAISを活用した陸上局の整備を行い、大規模海難の発生を防止する方針である(第II部第10章参照)。
 また、船舶の高速化等、変化する海上交通環境に対応するため、必要に応じ、新規航路の開削、既存航路の拡幅・増進又は水深の維持等を行っている。さらに、13年度は航路標識の新設を74ヶ所、老朽化した航路標識施設及び機器の更新等の改良・改修を708ヶ所で実施することとしている。
 さらに、IT技術を活用して海上交通をインテリジェント化することにより、船舶の衝突・座礁の回避の支援、船舶の交通管制及び安全管理の高度化等を図る(第II部第8章参照)。
 また、ハード施策とソフト施策を有機的に組み合わせることにより、安全かつ効率的な海上交通を目指す「海上ハイウェイネットワーク」の構築を推進するなど、ふくそう海域における海上交通の安全を図ることとしている(第II部第10章参照)。さらに、沿岸域を航行する小型船舶の緊急避難に対応するため、避難港の整備を効率的・効果的に推進する。

 

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