(4)マラッカ・シンガポール海峡での航行安全対策への取組み

 マラッカ・シンガポール海峡は、国際的な海上交通の要衝であるとともに、日本の輸入原油の約8割が同海峡を通過してくる等、日本経済、国民生活にとり重要な航路の要所となっている。近年、同海峡利用国の多様化・複雑化が進みつつあることから、今後の同海峡における船舶の航行安全・海洋汚染防止対策を進めていくには、同海峡沿岸国(インドネシア、シンガポール、マレーシア)と利用国の協力が不可欠であり、そのための合意づくりに向けての検討が必要となっている。
 日本としては、同海峡における今後の船舶の航行安全対策、海洋汚染防止対策等のあり方について、主要利用国の1つとして沿岸国及び利用国の合意づくりに向けて積極的な役割を果たす必要があり、今後とも積極的に取り組んでいく。

 

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