第I部 人口の減少、少子高齢化の進展など人口構造の変化に対応した国土交通行政の展開 

(広域的な観点から行う社会資本の供給)

 今後、人口の減少や高齢化が地域的な不均衡を伴いながら進むことが予測される中で、それぞれの地域があらゆる社会的なサービスを独自に提供していこうとすることは困難かつ非効率であり、地域の主体的な選択に基づいて役割分担と協力を行いながら、広域的観点から住民のニーズに応えていくことが重要である。このため、地域連携を支援するための広域的観点からの道路整備や、拠点空港・港湾やその関連施設整備などを重点的に実施していくことが必要である。
 また、地方の行財政の効率的な運営を実現する市町村合併は、社会資本サービスを効率的に供給するうえでも大きな効果を有するものと考えられるところであり、国土交通省としても、合併市町村内の拠点を連絡する道路整備などにより、その支援を推進しているところである。

 

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