第I部 人口の減少、少子高齢化の進展など人口構造の変化に対応した国土交通行政の展開 

コラム・事例 首都圏外郭放水路とその効果

 首都圏外郭放水路は、地下河川等の整備により、慢性的な浸水地帯である中川中流域の河川の氾濫による浸水被害を解消することを目的として、平成14年6月8日から全長6.3kmのうち3.3km区間において試験通水を開始しました。
 平成14年7月9日からの台風第6号に伴い、ここ数年で最も多い降水量を記録したものの、外郭放水路の試験運用により、放水路の地下空間における貯水容量約43万m3、並びに排水機場のポンプによる排水量約413万m3、合わせて456万m3(東京ドーム3.7杯分)の洪水調節を行いました。その結果、平成12年7月台風第3号では200戸以上の家屋が浸水しましたが、今回は、家屋浸水を防ぐことができました。
 


 


 
浸水戸数


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代表観測所における累加雨量


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