第II部 国土交通行政の動向 

4.良好な都市景観の形成

(1)都市計画制度等の景観誘導手法の活用

 良好な都市景観を形成し、経済社会の成熟化に伴い高まっている「潤い」や「やすらぎ」などの生活の質的向上に対する要求に応えていく。

1)都市計画制度や各種事業制度に基づく景観誘導手法の活用
 都市計画において定められる風致地区、美観地区、地区計画、特定街区等の制度による規制・誘導や、都市公園、道路、河川、まちづくり等に関わる各種事業制度を活用し、良好な景観の形成を図っている。
 また、平成3年から実施している都市景観大賞について、13年度より「美しいまちなみ賞」として、行政と住民等が協力して良好な都市景観を形成・保全している地区を表彰するなど、市民意識の啓発を図っている。

2)屋外広告物行政の推進
 屋外広告物の質の向上と周辺景観との調和に向けて、屋外広告物法及びそれに基づく地方公共団体の条例による規制を行っている。
 また、条例に基づく「景観保全型広告整備地区制度」等の誘導的手法の活用、「屋外広告物コンクール」の実施など、各地方公共団体による取組みが進められている。

 

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