第II部 国土交通行政の動向 

第3節 暮らしの利便性の向上

1.交通結節点における利便性・快適性の向上

 毎日多くの人々が利用する都市の交通結節点である鉄道駅において、市街地再開発事業、土地区画整理事業、自由通路の整備等の都市整備と一体的にホームやコンコースの新設等を行い、鉄道駅の利便性や安全性の向上等、駅機能の総合的な改善を図っている。
 また、駅構内の配線変更等の改良工事を行い、相互直通運転化等を実施し鉄道利用者の乗換え負担の軽減を図るとともに、平成14年6月には鉄道事業法を改正し、乗車券の共通化等ソフト面における乗継ぎ負担の軽減や、バス等他の運送事業者との間の乗継ぎの円滑化対策を、鉄道事業者の努力義務として追加するなど、鉄道利用者の利便性の一層の向上を促進している。

 
図表II-4-3-1 鉄道駅総合改善事業一覧

阪神電鉄本線春日野道駅、京浜急行本線横浜駅、京急蒲田駅、京成電鉄本線日暮里駅において、鉄道駅総合改善事業を実施している。
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図表II-4-3-2 鉄道駅総合改善事業の具体例 

阪神電鉄本線春日野道駅において、震災復興事業として土地区画整理事業が駅周辺で実施されており、あわせてせまい春日野道駅においてホームの増設等を実施し旅客の安全確保を図る。

 
図表II-4-3-3 愛知環状鉄道とJR中央線の相互直通運転

愛知環状鉄道とJR中央線の高蔵寺駅において、連絡線を新設することにより、相互直通運転化を実現を図ることとしている。

 

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