4．女性の視点から見た交通サービス

　女性利用者の視点での交通サービスの質の向上を図るため、交通事業者や女性団体等の協力を得て、平成14年2月に首都圏で「女性の視点から見た交通サービスに関するアンケート調査」を実施し、その結果、女性専用車両の普及・拡大に対する利用者の要望が大きいことが明らかとなった。
　そこで、14年10月から「女性専用車両の路線拡大モデル調査」を実施している。具体的には女性専用車両の今後の普及・拡大の可能性を探るべく阪急電鉄・京阪電鉄の協力を得て、14年10月から2ヶ月間女性専用車両を試験的に導入し、利用者の意見や女性専用車両の導入時に克服すべき課題等を調査、分析している。
　15年3月末現在、女性専用車両は関東、中部、関西の12鉄道事業者にまで導入が広がっている。