第II部 国土交通行政の動向 

(4)沈廃船対策

 毎年、約700隻のFRP 製プレジャーボートの沈廃船が確認されている。平成14年度から施行されている小型船舶の登録制度の活用や、船名等の特徴が故意に消されているような船舶の所有者に関する手がかりをつかむための各種技術の開発などにより、不法投棄船の所有者の割出しを行い、適正な処理を促していく。さらに、悪質な廃船の不法投棄事犯については、海洋汚染及び海上災害の防止に関する法律等の関係法令に基づく取締りを行うこととしている。
 また、港湾管理者が港湾の利用上支障となっている所有者不明の沈廃船を処理する事業に対して補助を行っている。

 
図表II-4-5-8 FRP製プレジャーボートの廃船確認状況

近年のFRP 製プレジャーボートの廃船確認状況は、平成11年は744隻、12年は747隻、13年は666隻となっている。
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