第II部 国土交通行政の動向 

2.不動産市場の活性化

(1)不動産市場の現状

 不動産業は、全産業の売上高の2.4%、法人数の10.4%を占めている重要な産業の一つである。不動産市場は、いわゆるバブルの崩壊以降、平成4年から公示地価が11年連続下落するなど長期にわたり低迷し、業界にとっては厳しい経営環境にあるが、一方で、経常利益は平成10年度以降黒字幅を拡大するなど、一部には明るい兆しも見せている。こうした不動産市場の活性化を促進するには、不動産証券化の推進、不動産取引に係る情報提供の促進、不動産管理の適正化の確保等による市場環境の整備に積極的に取り組むことが重要である。

 

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