第II部 国土交通行政の動向 

2.鉄軌道交通における安全対策

 鉄道運転事故、死者数、負傷者数は、安全対策を着実に実施してきた結果、長期的に減少傾向が続いている。また、輸送障害(注)については、大雨等の災害原因によるものが減少したこと等から前年度に比べ約330件減少したが、長期的には増加傾向を示している。
 鉄道事故は、平成14年2月のJR九州鹿児島線列車衝突事故のように、一旦発生すると多大な被害が生じるおそれがあり、社会的にも影響の大きなものである。

 
図表II-6-3-6 鉄道運転事故件数と死傷者数の推移

運転事故件数は、昭和50年3,794件から平成13年879件と確実に減少しており、死者数も、928人から313人と減少している。
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(注)列車の運転を休止し、又は旅客列車にあっては30分以上、旅客列車以外の列車にあっては1時間以上の遅延を生じたものをいう。

 

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