第I部 活き活きとした地域づくりと企業活動に向けた多彩な取組みと国土交通施策の展開 

コラム・事例 高速自動車道の開通とその波及効果〜高知県馬路村〜

 平成4年1月、高知自動車道の川之江〜大豊間が開通し、高知県と県外が高速道路で繋がることとなりました。この区間の開通は、周辺地域に対して様々な波及効果をもたらしました。

 


 高知県の東に位置する馬路村では、村内にある「馬路温泉」と「魚梁瀬温泉」の県外からの宿泊者や利用者の数が、開通前の平成3年では合わせて3,334人であったのが、開通から5年を経た9年には10,101人と、約3倍に急増しました。

 
馬路温泉、魚梁瀬温泉の県外客の推移


Excel形式のファイルはこちら


 また、観光客の増大とともに、柚子や柚子加工品など地場産品の知名度も高まり、柚子加工品の売上高は、開通前の平成3年では約6億3,000万円であったのが、開通から5年を経た9年には約18億4,000万円と、約3倍の売上高となりました。

 
柚子加工品売上高の推移


Excel形式のファイルはこちら


 

テキスト形式のファイルはこちら

前の項目に戻る     次の項目に進む