第I部 活き活きとした地域づくりと企業活動に向けた多彩な取組みと国土交通施策の展開 

(地域の目標像の共有化)

 多様な主体が参画する地域づくりにおいては、地域の目標像の共有化を通じて、各主体が目標像の達成に向けそれぞれの果たす役割を認識し、それぞれの活動を整合的に実施することにより、相乗効果が最大限に発揮されることが重要である。
 このため、地域の主体的な選択に基づき目標像を設定する上で必要となる情報の提供や専門家の派遣などの支援を行うとともに、それぞれの地域の取組みと相互に関連を有する地方ブロックの社会資本整備について、社会資本整備重点計画に基づき、国と地域が意思の疎通を図り、目標像を共有するためにとりまとめることとした「地方ブロックの社会資本の重点整備方針」を活用し、地域と共有する目標像へ向けた社会資本整備を推進していく必要がある。また、地方ブロックごとの公共交通サービスや地域交通環境のあり方を盛り込んだ「地方ブロック公共交通・地域交通環境計画」の策定を地域とともに進めていく必要がある。
 また、全国総合開発計画等の国土計画については、目標像の共有化を図る観点から、計画の策定・推進における地域の多様な主体の参画を促進する方策等の検討を進めていく。

 

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