2．二国間の観光交流の促進

　諸外国との観光交流を一層促進するため、観光分野で関係の深い国と二国間の観光協議を開催している。現在、韓国、米国、中国、オーストラリア、カナダ、ドイツとの間で日本と相手国で交互に定期開催しているほか、日本とシンガポール間で平成14年に締結された「日本・シンガポール新時代経済連携協定」の枠組みにおいて、新たにシンガポールと協議を開催することとなった。
　日米間については、平成14年から、定期的に日米観光交流促進協議会ワーキンググループを開催している。15年2月、箱根において第2回会合を開催し、ビジット・ジャパン・キャンペーンにおける取組み、イラク戦争等による旅行需要低迷への対策等について協議を行った。同年10月には、横浜において第3回会合を開催し、ビジット・ジャパン・キャンペーン推進のための日米の組織体制構築、海外発行クレジットカード・キャッシュカードの国内における使用範囲の拡大、日米共同マーケティングプラン等、両国間の観光交流促進のための具体策について意見交換を行った。