第II部 国土交通行政の動向 

4 高齢社会に対応した輸送サービスの提供

 高齢者や身体障害者を始めとする移動制約者の病院・施設等への通院等のニーズに対応して、車いすや寝台(ストレッチャー)のまま乗降できるリフト等を備えた専用のタクシー車両による輸送サービスを提供する福祉タクシーについて、車いす利用者等に限定した運送を行う場合、事業許可等の弾力的な運用や軽自動車の利用を認める等により、その導入促進を図っており、平成15年度末現在4,574両が運行されている。さらに、16年3月から、もっぱら患者等の輸送サービスを行うこと等を条件として一般乗用旅客自動車運送事業の許可等の弾力化を行っている。
 また、地方公共団体が十分な輸送サービスが確保できないと認められる地域において、新たにNPO等による自家用車での有償の福祉輸送及び交通機関空白の過疎地の住民輸送を可能とした。

 

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