第II部 国土交通行政の動向 

(2)テクノスーパーライナー(TSL)の事業化促進

 テクノスーパーライナーは、国土交通省の支援の下、1)最高速力50ノット(時速93km)、2)高い積載能力、3)優れた耐航性能、を目標に開発された画期的な超高速船であり、高速性、効率性及び利便性向上等、海上交通ネットワークの高度化に資するものである。
 TSLの実用化第1船である小笠原TSL「SUPER LINER OGASAWARA」は、平成16年11月に命名・進水式が実施され、17年に小笠原航路へと就航する予定となっている。国土交通省としても、就航に向けて必要な環境整備に取り組んでいる。

 
図表II-5-1-12 小笠原TSL

小笠原ティーエスエルは、時速約70キロメートルで航行する。東京小笠原間の航海時間は、現在運航中のおがさわら丸と比較して約9.5時間短縮でき、年間に92便の運航を予定している。
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