第II部 国土交通行政の動向 

(5)国内旅客船事業等の動向

 国内旅客船事業は、近年の景気低迷、陸上交通やRORO船等の内航海運事業者との競争から厳しい経営環境にあり、およそ7割の航路が赤字である。輸送実績において大きな割合を占める長距離フェリーを見ると、平成15年度の旅客輸送・自動車航送は、ともに14年度に続いて前年度を下回った。経営状況についても11社中4社が経常赤字であり、11社合計でも経常赤字が近年続いている。

 
図表II-5-5-5 長距離フェリー航路輸送実績の推移

長距離フェリー航路輸送は、平成9年度から13年度までほぼ横這いであったが、平成14年以降は減少している。平成15年度は自動車航送台数約224万台、自動車航送台キロ約13億4千万台キロ、旅客輸送人員約317万人、旅客輸送人キロ約15億7千万人キロとなっている。
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