第II部 国土交通行政の動向 

(7)その他の交通機関・重要施設等に対するテロ対策

 平成16年3月のスペイン・マドリードでの列車爆破テロ事件等、航空交通以外の交通機関等を標的としたテロ事件が続発していることから、国土交通省においてはその他の交通機関等におけるテロ対策も強化している。

1)陸上交通関係
 鉄道やバスにおいては、1)駅構内や大規模バスターミナル等における巡回の強化、2)車内放送や掲示物などによる不審物等への注意喚起等を実施している。特に、鉄道においては、スペイン・マドリードでの列車爆破テロ事件を受け、全国の鉄道事業者に自主警備のさらなる徹底について指示を行ったほか、走行中の新幹線車内において不審な手荷物の所有者確認を実施するなどテロ対策の更なる強化を実施している。 

2)海上交通関係及び重要施設等
 船舶、港湾施設等の海上交通関係及びダム等の河川管理施設、主要道路、国営公園等においては、1)巡回の強化、2)はり紙などによる不審物等への注意喚起、3)ゴミ箱の集約等を実施している。この他、工事現場における管理体制の強化などを実施している。

 

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