第II部 国土交通行政の動向 

2 二国間交渉を通じた主な取組み

(1)二国間のEPA/FTA締結への対応

 自由貿易等の推進の枠組みとして、二国間の協定が世界で数多く締結されている。我が国もシンガポールとのEPA発効に続き、2005年(平成17年)4月にはメキシコとのEPAが発効予定である。また、フィリピン、タイ、マレーシア、韓国とのEPA/FTA締結に向け政府間交渉を行っており、このうちフィリピンについては、2004年(平成16年)年11月に行われた日フィリピン首脳会談において、両国首脳間で大筋合意に至った。国土交通省は、建設・運輸・観光業の海外展開を促進するために、相手国における内外差別の見直しなどのサービス分野の自由化や、相手国の政府調達に関する市場開放及び参加機会の拡大を推進している。また、人的交流を拡大するための観光協力等の二国間協力の推進にも努めている。

 

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