第I部 安全・安心社会の確立に向けた国土交通行政の展開 

コラム・事例 まちづくり交付金を活用した安全・安心なまちづくり 〜東京都町田市の取組み〜

 東京都町田市の町田駅周辺地区では、道路、公園等の公共事業に加え、市町村の自由な提案に基づく事業を一体的に支援する制度である「まちづくり交付金」を活用して、業務核都市の中心としてふさわしい都市基盤及び文化育成拠点の整備を行うとともに、来街者がゆったりと楽しく歩くことができる、安全・安心なまちづくりを進めています。
 平成16年度には2時間23分であった来街者の平均滞在時間を、20年度には3時間に増加させることや、町田駅周辺を安全と感じる市民の割合を20年度には50%(16年度は16.5%)にすること等を目標として、歩行者が快適にまちなかを回遊するための歩道やペデストリアンデッキの再整備を行うとともに、市の提案に基づく事業として、地元商店会が設置する防犯カメラや、民間交番運営委員会による防犯パトロールに対する支援を行い、来街者が安心してまちで時間を過ごすことができるよう取り組んでいます。

 
歩行者が快適に街なかを回遊できるよう歩行者モール化した道路
 
来街者が安心して街で時間が過ごせるよう地元商店街が設置した防犯カメラ

 

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