(2)定期借地権の活用

1）定期借地権の活用状況
　借地契約の更新がなく、定められた契約期間で確定的に借地契約が終了する定期借地権は、良好な住宅取得を低廉な負担で実現する上で有効な制度であり、定期借地権付住宅の供給実績は、平成16年末までに約49,000戸となっている。
　また、近年、事業者が定期借地権を活用することで、初期投資や地価下落リスク等を抑える事業展開も見られるなど、起業や投資活動を促進する役割が大きくなってきていると考えられる。

2）定期借地権の普及に向けた施策の展開
　定期借地権制度の円滑な普及に向けての条件整備として、標準契約約款等の普及促進や保証金、権利金に次ぐ第3の一時金方式である「前払賃料方式」の税務上の取扱いの明確化等を行っている。